Wed 2009-08-26

MOTO GUZZI モト・グッチ
現存するイタリア最古の二輪メーカーで、独自の道を歩んでいます。

創業は1920年に遡り、第1次世界大戦時にイタリア空軍に徴兵された、
3人の若者達の出会いが切っ掛けで始まりました。

3人の内の1人、戦前の著名なレーシングライダー“ジョヴァンニ・ラヴェッリ”が、
第1次大戦終了直後に航空機事故で亡くなってしまい、
実際の会社設立には参画できなかったことを悼み、
3人の友情が出発点であることの象徴として、戴いたエンブレムです。
残りの2人、エンジニアで車名の元となった「カルロ・グッツィ」が、
1920年に最初の試作車「G.P.」を製作し、
それをもう一人の創業者で富豪の「ジョルジョ・パローディ」が、
ジェノヴァの海運会社のオーナーである父親にアピールし、
その出資を得て1921年3月に会社を設立しました。

現在でもエンブレムは、イタリア空軍の象徴である、“AQUILA”
アクイラ=鷲=ローマ帝国に遡る由緒あるエンブレムなんです。

これは、創業直後よりレース活動に取り組み、
1921年の創業直後のタルガ・フローリオで優勝したことを端緒として、
1957年までワールドチャンピオンシップの常勝チームとして名を馳せ、
14回のワールドタイトル獲得と11回のマン島TT優勝を成し遂げた誇りです。

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レース活動では2つのエピソードが有名で、
1つは、1934年のマン島TTで、当時絶頂期のイギリスメーカーに対し、
イタリア人ライダー“オモボノ・テンニ”を擁して対抗し見事優勝。

初のイギリス製以外のマシンによるマン島TT勝利という栄冠を、
初のイギリス人以外のライダーが達成するという偉業は、
第2次大戦前夜で地中海の覇権を賭けて“大英帝国”と対立していた、
イタリアにとっては、またとない朗報でした。

もう1つは、創業者カルロ・グッツィの愛弟子であった、ジュリオ・チェーザレ・カルカーノにより、
DOHC V8 500CCの究極のGPレーサー「オットー・チリンドリ」が産み出されたことです。
ホッケンハイムサーキットで最高速度275Km/hと平均速度199Km/hを記録した、
モンスターマシンは現在でも二輪史の輝かしい1つの頂点として記録されています。

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そんな訳で、今回ご紹介する当社のお客様「K」様のモトグッチルマン3。

80年代のGTです。グッチの一番の個性はエンジンでしょう。
タンクから左右に延びているシリンダーヘッド。
空冷OHVツイン。バカでかいクランクケース。長いミッションケース。
エンジンをかければハンドルをブルブルと震わしてのアイドリング。
空ぶかしすれば右にグラッとくるトルクリアクション。
OHVでカムチェーンのガチャガチャとうるさいエンジン音。

悪口書いているわけではありません。すべてが魅力で癖になります。

グッチは乗りずらい!クセがある!そんな評判ですが、
実際、私も乗っていましたが、そんな事ありません。
アクが強いだけです。真っ直ぐ走っている分には気持ちよく普通ですが、
舐めていると痛い目見るバイクでした。でも・・、カッコいい!

癖になる乗り味のバイクでハマル人はグッチ沼に落ちていきます。私も溺れかかりました。
http://www.rising-mini.jp/
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