Thu 2011-03-24

ここ数週ご紹介してきた、フェルト。

80年代の繊細でアコースティックな音世界、
いかにも・・というイメージがあり、
当時は文系宝島系の根暗な女子に大人気のバンドでした。

デニムとゴーカート・モーツアルトは、その、フェルトのローレンスによるバンドで、
しかも、フェルトってのイメージで聴くと、全く違う(笑)、世界が展開されています。

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DENIM / BACK IN DENIM 1992y

89年の「Me And A Monkey On The Moon」を最後に、
フェルトを解散させたローレンスが、その後開始したユニットがデニム。

フェルトの次はデニム・・・と、どこまで洒落なんだか、
生地好きなんだか・・。

繊細なフェルトの作品から一変し、ポップ路線に移行したため、
それまでのフェルトのイメージを追っていたファンは、
モノの見事に離れていった一枚(笑)。

アレンジもかなりゴージャスで、ポップな感じですが、
ふらふらしたローレンスのヴォーカルは相も変わらずです。

70年代っぽく、ちゃっちぃポップで、突き抜け具合が楽しく不気味な一枚、
マジなのか?洒落なのか?分かりませんが、
個人的には大好きな音で、「American Rock」の歪み具合がたまりません。
「I'm Against The Eighties」「The Osmonds」がお気に入り。

プロデュースはXTCやストーン・ローゼズなどを手掛けたことで知られる
名手、ジョン・レッキー。かつてフェルトの、
「The Strange Idols Pattern And Other Short Stories」を手掛けてます。

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DENIM / DENIM ON ICE 1996y

完全に独特の世界へ移行した2ndの今作は下世話な程ポップ(笑)。
これまでセールスとは割と縁の無かったローレンスですが、
デニムで唯一日本盤が出たという事で、それなりに売れたみたいです。

70、80年代のパンク、パブロック、グラム、ガレージ、
そしてチープなテクノをちりばめた、
オマージュともパロディともとれる不思議サウンド。

フェルトのイメージをとっぱらって聴くと、
すっとぼけたヴォーカルがはまるんですよ。

そして、本人が吹っ切って演ってるのが、
なにより宜しいのでないかと思います。

70、80年代のニュー・ウェイブ時代を通過した人にとってはかなりオススメ。
もう何も言う事はありません。すばらしいアルバム。

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DENIM / NOVELTY ROCK 1997y

1997年にリリースされたレアトラック集?
既発のシングル+新曲と言う編集盤的な感じの3枚目。

クラブ受けな「Ape Hangers」最高です。
恍けたメロディーがローレンスらしい「Snake Bite」
ドリーミーでギャラクシーなエレポップ「Running In The City」
キャッチーな「Supermarket」泣きメロ「I Will Cry At X'mas」などなど、
アルバムで聴かれたバンド・サウンド的なノリは殆ど無く、
後のゴーカート・モーツァルトに近い感じです。

それにしてもどの曲も“突き抜けて”います。

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GO-KART MOZART / INSTANT WIGWAM AND IGLOO MIXTURE 1999y

1999年、デニムに続いて、ローレンスが結成した、GO-KART MOZARTデビュー作。

デニムからバンドっぽさを抜いてよりピコピコした感じ。
かなり軽い感じのポップです。

16曲入りですがインストもあり30分チョイという短さ(笑)。

・・にしても、このアッパーで、
どうしようもないチープなリズムマシーンと、
シンセサイザーはいったいナンなんでしょう(笑)。
いや、でも正直、今っぽい音かもしれません。

好物です。

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Tearing Up the Album Chart 2005y

完全にポンコツおもちゃの様なエレポップを、
変わらず、へろへろと極めてます。

今作は、タイトルで言ってるのが本気なのか、
前作のイカレ具合が少し影をひそめ、
まとまりの良い、かわいいメロディーの曲ばかりのアルバムです。

ただ、スリーブ写真が尋常ではないです。必見です。

純粋なフェルトファンは、
美しい思い出を別の場所にしっかりしまっておいて下さい(笑)。

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この音は癖になります。力が抜けます。気楽になれます。
ですが、チョッと切ないです。ほんのチョッとです。
その味付けが、癖になるんです。絶妙です。

イギリスのユースカルチャームーブメントをご紹介する上で外せません。
私がリアルタイムで感じた、当時の英国の音楽シーンを感じて頂ければと思います。
http://www.rising-mini.jp/
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