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Thu 2010-12-09

エドウィン・コリンズ Edwyn Collins

先週ご紹介したオレンジ・ジュースのボーカリスト。

オレンジ・ジュースは解散、コリンズはソロ活動を始めます。

1994年のシングル「ガールズ・ライク・ユー」は、
コリンズのソロの中でスマッシュヒットとなり、全英4位、ビルボードでも32位。
この曲は映画「エンパイア・レコード」「チャーリーズ・エンジェル フルスロットル」
のサントラにも収録されています。
1997年にリリースされたシングル「ザ・マジック・パイパー(オブ・ラヴ)」は
「オースティン・パワーズ」のサントラにも収録。

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2005年2月、BBCラジオのインタビューを受けた際、
コリンズは気分が優れず、吐き気や目まいなどの症状を訴えていたそうで、
2日後にはロンドンの病院へ入院、脳溢血と診断され手術を受けました。

長いリハビリ生活の後、2007年9月にコリンズは「ホーム・アゲイン」をリリースし復帰、
このアルバムの制作はコリンズが病に倒れる前に始まっていたんですが、
退院後にミックスを行い完成させたそうです。

ソウル・ミュージックを独自の解釈で展開した
温かい曲調と辛辣なメッセージが同居した、
彼独自のポップ・ミュージックがおススメです。

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Hope and Despair 1989y

コレ以前のシングルをリリースしたレーベルが倒産の憂き目に遭い、
オレンジ・ジュース解散から4年以上、待望の1stアルバム。

ロディ・フレイムを含めた、アズテック・カメラのメンバー、
デニス・ボーヴェル(ポップグループやスリッツのプロデュースが有名)が参加。

R&Bをルーツに持ちながら、暖かく良いメロディーに良いサウンド。
彼の復帰第一弾は独自の世界感に裏打ちされた作品です。

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Hellbent on Compromise 1990y

エドウィン・コリンズのソロ2nd。
90年代初頭のマイフェイバリットアルバム、

まったく派手な曲もなく、ゲストも無いんですが、
こちらも良いメロディーに良いサウンド。

オレンジ・ジュース時代の爽やかな印象とは違い、
エドウィンの声質が実にピタリ。

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GORGEOUS GEORGE 1994y

ブレイク作となった3rd。

やりたいことを出し切るといった開放感に満ち溢れている作品です。

「A GIRL LIKE YOU」が予想外の大ヒットをしたんですが、
それはあくまで結果論。狙っていたわけではなく、
イイ曲を作った結果・・だったと思います。

ウィットに富みつつ、優しい歌詞も深いですが、
シニカルな歌詞も強烈で、「North Of Heaven」は、
ガンズ・アンド・ローゼズをクズ呼ばわりしてます(笑)。

このアルバム、本当に今聴いても、
最高にポップでおススメです。

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I'M NOT FOLLOWING YOU 1997y

好評だった前作から3年ぶりの4thアルバム。

プライベートスタジオで録音された本作は、
70年代的な温かみのある音に、ダブ感覚でコラージュされ、
サウンド・エフェクトが目立つコミカルでストレンジでポップな一枚。
これまた前作に劣らない素晴らしい出来で、より突き抜けた感じ。

シングル曲「The Magic Piper」「Seventies Night」はディスコ世代感涙の佳曲。

決して弱者のことを忘れない歌詞も実に深い。

ブライアン・フェリー・・・
デヴィットボゥイ・・・ばりのエロおやじ路線満開。
ボーカルから醸し出される男の色気を感じます。

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DOCTOR SYNTAX 2002y

2001年の5th。エドウィン・コリンズが脳卒中で倒れる前の作品。

前作より大人っぽく落ち着いたムードで、
「GORGEOUS GEORGE」
「I'M NOT FOLLOWING YOU」
「DOCTOR SYNTAX」を3部作と言えるほど、
レトロフューチャーなサウンドの基本姿勢は一貫している感じ。

社会からこぼれ落ちたダメ人間に対する優しい眼差しも、
オレンジ・ジュース以降、常にエドウィンは一貫しています。
特に「SPLITTING UP」なんかを聴くと、
これほどダメ人間に優しい歌はないと思います。

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Home Again 2007y

今作は、録音は倒れる前に終わっていて、
あとはミックスを残すだけだったという状態でした。
つまりエドウィンに脳出血という不運が起こり、
結果ここまで時間がかかったというわけです。

ほとんど全ての楽器を一人でやっているので、
「GORGEOUS GEORGE」以降の作品に比べると、
デモ録、宅録風に感じます。確かに地味ですが、コレはコレ。

脳出血という生命の危機から脱して、
アルバムを発表してくれたことが素直にうれしい一枚。

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LOSING SLEEP 2010y

命に関わる病から奇跡の復帰を果たし、
ソリッドでアグレッシヴなサウンドは感動モン、聴いてびっくりの新作。

アップテンポの曲も、メロウな曲も絶妙のコンビネーション、
過去の作品と比べても群を抜いてお薦めする粋な一枚。

プロデューサーとしても、引っ張りだこのエドウィン・コリンズ。
本作は、長年のコラボレーターであるセバスチャン・ルーズリーをプロデューサーに、
ギタリストにリトル・バーリーのバーリー・カドガン、
ザ・クリブスのライアン・ジャーマンやジョニー・マー、
今をときめくザ・ドラムス、ザ・マジック・ナンバーズのロメオ・ストダート、
地元グラスゴーからフランツ・フェルディナンドのアレックスとニック、
アズテック・カメラのロディ・フレイム・・等々の豪華メンツとコラボ。

なお、国内盤はボーナストラック3曲に加え、
ライナーでエドウィンがここに至るまでの経緯をきちんと書いていてくれるので、
迷わず国内盤をおススメ。

シングルカットされた「Losing Sleep」のアートワークは、
リハビリ中に書き始めた鳥のスケッチを元に
バーナード・バトラーやグレアム・コクソン、
ジャービス・コッカー、アーヴィン・ウェルシュなど
26名もの著名人がデザインを手掛け、1500枚限定でリリース。

その他リハビリ中に書かれた鳥のスケッチは
後に"Some British Birds"という本にまとめられ出版されました。


New Wave再評価の昨今、オレンジ・ジュースはじめ、
アズテック・カメラ、ジョセフK、ブルーベルズ、ロイド・コール、
パステルズ、ヴァセリンズ、ティーンエイジ・ファンクラブ、BMXバンディッツ、
ジーザス&メリー・チェイン、プライマル・スクリームといったバンドを輩出した、
パンク以降、重要レーベル「ポスト・カード」「クリエイション」を生んだ、
いわゆるネオアコ、アノラック・サウンドの震源地として、
グラスゴー周辺のバンド達、おいおいご紹介していきます。

イギリスのユースカルチャームーブメントをご紹介する上で外せません。
私がリアルタイムで感じた、当時の英国の音楽シーンを感じて頂ければと思います。
http://www.rising-mini.jp/
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