Thu 2011-10-20

スロウダイヴ Slowdive

フィードバックノイズをもちいたそのサウンドは、
完璧にアッチの世界に逝っちゃってる音を作り出していました(笑)。

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1989年にイングランドのレディングにて、
学校の友人だったニール・ハルステッド(Neil Halstead)と、
レイチェル・ゴスウェル(Rachel Goswell)が中心となって結成。

2人の他にニック・チャップリン(Nick Chaplin)と、
エイドリアン・セル(Adrian Sell)がメンバーとなります。

当初はマイブラやソニックユースのような音だったそうです。

90年その後ギタリストにクリスチャン・セイヴィル(Christian Savill)が加入、
この頃からバンドの方向性が定まり始め、
深いリバーブのかかったギターを幾重にも重ね合わせた独自の路線を見い出します。

セルが大学進学のために脱退し、代わりにサイモン・スコット(Simon Scott)が加入。

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同年、クリエイションより1stシングル「Slowdive」をリリース。
続けて「Morningrise」と「Holding Our Breath」の2枚のシングルをリリース。

その後、91年にデビュー・アルバム「Just for a Day」をリリース。
耽美的ともいえる美しいホワイトノイズ、その隙間から流れ出る極上のコーラス、
美しいハーモニーが合わさったサウンドは各所で大絶賛され、
一躍、UKインディーシーンに躍り出ます。

1992年には、最初の3枚のシングルのうちアルバム未収録曲を集めた、
編集盤「Blue Day」がリリース。

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その後しばらく新譜のリリースが途絶えます。

一説には彼らがサウンドにこだわり追求していった結果、
なかなかレコーディングの結果に満足がいかず、
試行錯誤を繰り返していたとも言われてます。

ようやく、1993年になってニューシングル「Outside Your Room EP」がリリースされ、
続けて2ndアルバム「Souvlaki」がリリースされました。

2年振りにリリースされた本作では巨匠ブライアン・イーノが参加、
前作までの耽美的美しさよりも透き通るように美しいサウンドの名作。

しかし、リリースのタイミングは最悪で、
当時の世間からは「時代遅れのシューゲイザー」としか見てもらえず、
まともに評価されることはありませんでした。

それでも同年、
全曲新曲のシングル「5 EP」と「5 EP (In Mind Remixes) 」をリリース。
なんと全曲打ち込みのアンビエント・エレクトロという内容でした
これ聴いたときには驚きましたが、やっぱり評価は散々(笑)。

翌1994年には、US盤で「Souvlaki」にボーナストラックとして、
「5 EP」から数曲が収録され発売。

この年にサイモンが脱退し、
イアン・マカッチョン(Ian McCutcheon)が加入。

その後1年間まったく活動らしい活動もなく、
音楽シーンからは完全に忘れ去られていました。

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1995年、何の前触れもなく、3rdアルバム「Pygmalion」リリース。
それまでとは異なるミニマルな音作りでしたが、
ブリットポップ全盛の当時のUKシーンにおいて、またもやセールス失敗。

同時にデビュー時からのレーベルCreationとも決別し、
結局、スローダイヴとしての活動は終わってしまいます。


その後、ニールとレイチェル、マカッチョンの3人は、
「モハベ・スリー(Mojave 3)」を結成。

新たなレーベルとしてコクトーツインズなどを擁する4ADへ、
翌年にはすぐさまアルバム「Ask Me Tomorrow」を発表。

ニールは2002年に1stソロアルバム「Sleeping on Roads」を、
レイチェルも04年にソロアルバム「Waves Are Universal」をリリースしている。

マカッチョンも自身のバンドThe Loose Saluteでも活動してます。

ニールの類い希なメロディメーカーとしての才能は発揮されており、
シューゲイザー括りで、不遇の扱いを受けながらも、
自らの道を歩み続ける偉大なアーティストとなりつつあります。

ちなみにニールは、元スウェードのギタリストである、
バーナード・バトラーのソロ作品にも参加しており日本公演で訪れています。

近年、この手の音が一般的になるにつれ、
その先駆者としてスローダイブは高く評価されてます。
エレクトロ系アーティストによるトリビュート盤
「BLUE SKIED AN’CLEAR - A morr music compilation - V.A」が出たりと、
ようやく正当な評価を受けるにようになった感じでしょうか。

是非聴いてみて下さい。

イギリスのユースカルチャームーブメントをご紹介する上で外せません。
私がリアルタイムで感じた、当時の英国の音楽シーンを感じて頂ければと思います。
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