Thu 2011-09-29

ヨレヨレ脱力系ギターポップなバンド、ザ・パステルズ。

レコード店勤務と並行してバンド活動をしていた
スティーヴン・パステル(vo&g)中心に結成。

当時アノラック系と呼ばれてました。
アノラックってあの着るアノラックね(笑)、みんな着てたんですよ。
ワタシも着てましたよ、今でも着てます。

ノーマン・ブレイク(Teenage Fanclub)や、
ユージン・ケリー(ex.Vaselines)も、
初期The Pastelsのメンバーでした。

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さてさて、そんなザ・パステルズなんですが、
サウンドはヘロヘロなギター・ポップ、歌は信じられぬほどに下手(笑)、
パッと浮かんだフレーズにチョイチョイっと手を加えた程度でヨシ!みたいな曲。

正直、パステルズのアルバムを初めて耳にしたときは、
コリャ、ひどい・・・と思ってました。
これを初めて聴いて、サイコー!とのたまう人がいたら、
知ったかぶりの嘘つきか、音楽の既成観念のない人だと思います(笑)。

ですが、雰囲気や響きの感じに、
何度も聴いていくうちに、だんだんとこの音にヤラれていきました。
心地良い不思議な魅力を持ったバンド。天性のヘタウマ感を持った唯一無二の存在感。

例えば、女の子も化粧栄えする美人って勿論素敵ですけど、
スッピンのブサカワイイ感じの女の子の様な、
どことなく可愛くて・・・と、ザ・パステルズの曲はそんな感じ(笑)。

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1982年にシングル・デビューしますが、1stアルバムが出たのは87年。
90年頃、アギ(B)とカトリーナ・ミッチェル(Dr)を加え3人編成に落ち着きます。
その事から分かるとおり、作品発表は超スロー・ペースなマイ・ペース。

自分が演りたい音を自分の好きな様に作る。
そんな当たり前だけど当たり前にできない事を平然と続けてます(笑)。

普段はレコード屋の店員をしていて、
気が向いた時にだけパステルズの活動を始めるという、
リーダーのスティーヴン・パステルは、キャリア20年を超えても、
スティーヴンの歌はアレだし、演奏も上達の気配がないんです。

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忘れた頃にアルバムが出たり、突然シングルが出ていたりするので、
油断なりません。今でもアマゾンでチェックしてます。

しかし、そのマイ・ペースな活動ぶりや、頑なに自己のスタイルを貫く音楽性は、
現在も多くのアーティストからリスペクトを集めてます。

現在はレコード店も53rd&3rdもなくなってしまいましたが、
今、ドミノ傘下にジオグラフィックというレーベルをスタートさせ、
日本のMaher Shalal Hash BazやInternational Airportらをリリースしています。

このパステルズやヴァセリンズ、ティーンエイジファンクラブや、
BMXバンディッツ、それにジーザス&メリーチェィンといったグラスゴー出身バンドは、
なぜか世界に変な影響力与えてます。思わぬところで耳にします。

しかし・・・グラスゴーのバンド達って、
チョッと変わってるっていうかなんていうか・・・、
ポップなんだけど決してバカっぽくないのは、
寒いところの出の音楽だなぁと思います(笑)。コレ大事。

音楽に必要なのはテクじゃないよ、愛情ですよ愛情・・みたいな感じ。
不思議でしょうがありません、そういう風土なんでしょうか(笑)。

まるっきり売れ筋とは無縁ですが、是非聴いてみて下さい。
これからも素敵な作品を出し続けて欲しいバンドです。

イギリスのユースカルチャームーブメントをご紹介する上で外せません。
私がリアルタイムで感じた、当時の英国の音楽シーンを感じて頂ければと思います。
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