Thu 2011-02-24

Felt フェルト

イングランド、バーミンガム近郊出身の、
ローレンスとニック・ギルバート(後に脱退)が結成しました。
80年代ネオ・アコブームの中で光っていたバンドです。

暗く繊細で美しい世界観は独特で、
今でも、ちょくちょく店で流しています(笑)。

FELTはチェリーレッド・クリエーション・エルと3つのレーベルを渡り歩き、
10年間の活動で10枚のシングルと10枚のアルバムを発表しました。
(・・と、されていますが厳密に違うんですけど)

その間、固定されたメンバーは、
ローレンスとゲイリー・エンジ(ドラムス)の2名だけです。

ヴォーカルのローレンスの書く絶望的な歌詞と、音階をまるで無視したボーカルスタイル、
しかし、それでいて煌びやかなメロディーは、バンドの初期から解散まで一貫しており、
FELTのサウンドを特徴づけています。

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音楽性は、所属したレーベルにより主に2つに分けられ、

チェリーレッド期は1981年から1985年にかけて、
シングル6枚、アルバム4枚をリリースしました。

後に解散直前の1989年にもアルバム、シングルそれぞれ1枚ずつリリースしています。

チェリーレッド時代は2本のギターの絶妙なアンサンブルを中心としたサウンドで、
TelevisionやLou Reed、Bob Dylanと比較されたりしました。

1986年までバンドに在籍したモーリス・ディーバンクの美しいメロディーと、
ガラス細工の様な美しいギターが中心でローレンスの歌唱とが一体となった、
独特の儚さを持った曲はこの頃の特徴。

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クリエイション期は、1986年から1989年までで、
シングル4枚とアルバム5枚がリリースされました。

クリエーション初期の中核バンドとして活躍し、
アラン・マッギーもお気に入りだったようです。

この時期には、後にプライマル・スクリームに加入する事となる、
マーティン・ダフィーがキーボードを担当し、
メイン・プレイヤーとしての役割を果たしていました。

メロディックなバンドサウンドから、
ニューエイジ風なアプローチと、サウンドの幅を拡げてました。

gazou_110222_ (2)

そして80年代最後の年に、エルレーベルから、
ラストアルバムを発表し解散します。

これは全キャリアを総括する素晴らしい作品となりました。
FELTとしてのの歴史は、ここでピリオドが打たれます。

ローレンスはデニム、ゴーカート・モーツァルトとして活動しており、
「今度はDENIMとして帰って来るよ」という、
本気とも冗談ともつかないコメントを残しFELTは解散しました。

数年後、本当にDENIMというバンドを結成して、
UKシーンに帰ってきました。

ベル・アンド・セバスチャンのスチュアート・マードックを始め、
多くのミュージシャンからリスペクトされています。

イギリスの80年代の停滞していた雰囲気と、
新しいムーブメントのはざまで、独特の存在感をもったバンドでした。
おススメします。是非聴いてみて下さい。

イギリスのユースカルチャームーブメントをご紹介する上で外せません。
私がリアルタイムで感じた、当時の英国の音楽シーンを感じて頂ければと思います。
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