Thu 2010-10-28

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Eden 1984y

トレイシー・ソーンとベン・ワットによって結成された彼らのデビュー作。
それぞれの個性が巧くブレンドされた名盤。
アコースティックでシンプルなサウンドに、ジャズ、ボッサの味付け、
二人の才能を世に示した1枚です。

まだ、本物のジャズやボサノヴァを知らない、飛び込めない、
当時の私の様な世代に与えたインパクトは大きいものでした。
パンク以降のムーブメントが生み出した、記念碑作品でもあります。
私自身も、このエデンを皮切りに、
あらゆるジャンルの音楽を探るきっかけにもなりました。

プロデューサーはロビン・ミラー。シャーディーの「Diamond Life」と共に、
この「EDEN」は彼の名を一躍UKのシーンに登場させました。

オッサンになった私には眩しいほどの、青々しさ。
私自身が年を取ったことで、鼻につく感じもありますが(笑)、
でも、二十数年間愛聴し続けています。
新しくも無く、古くも無く・・・定番って感じでしょうか。

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Love Not Money 1985y

フォークロック調のセカンドアルバム。

「Eden」とは対照的なメジャーコード、リズムへのアプローチ、
アコースティックなサウンドをベースとしながらも、カントリーやフォークなど、
ルーツ・ミュージックからの影響を多く含んだこのアルバムは、
もっとも、ネオアコって言う定義の中で、ネオアコな一枚。

このアルバムは、彼らのキャリアの中で、最もバンドっぽく、
アズテック・カメラややペイル・ファウンテンズ等と同じ匂いを感じました。

1曲目「When all's well」から、EBTG史上最も疾走感のあるナンバー、
「Kids」はプリテンダーズのヒット曲を非常に開放感のある、
広がりを感じるギターに載せて歌い上げています。
「Heaven help me」はそのカップリング。「Shoot me down」も好み。

ですが、ベン・ワット自身はこの作品を後に「怒りのアルバム」と振り返った様に、
その歌詞は赤裸々で辛辣。

ジャケットはイマイチなセンスで定評あるEBTGですが(笑)、
この2色刷りのジャケットは彼らの全てのアルバムの中で一番素晴らしい。

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Baby the Stars Shine Bright 1986y

多数のゲスト・ミュージシャンを起用し、インディーズっぽさは一掃され、
オーケストラ導入して、一気にメジャーでゴージャスなETBGの三枚目。

プロデュースはマイク・ヘッジスとEBTG自身です。

そういったサウンド面での変化は賛否両論あるわけですが、
トレーシー・ソーンも、ベン・ワットのソングライティングも、
基本変わらず、ドラマ性があるサウンドアレンジには力強さも感じます。

ですが、トレイシーの唄い方が妙に歌い込んでいて、若干違和感(笑)。

これ以降の彼らは、最早ネオアコの範疇の括りは無用となりました。、

「Don't Let the Teardrops Rust Your Shinning Heart」は隠れた名曲。

当時、音楽雑誌が「ふたりの音楽が持つナチュラルな肌合いは変わらない」
・・・なんて、力説していたレビュー連発してたことを思い出します(笑)。

イギリスのユースカルチャームーブメントをご紹介する上で外せません。
私がリアルタイムで感じた、当時の英国の音楽シーンを感じて頂ければと思います。
http://www.rising-mini.jp/
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