Thu 2010-07-29

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Three Imaginary Boys 1979y

ポストパンク期にリリースされた、彼らの1stアルバム。
シンプルながらも、クールで捻くれたギターサウンド、
独自の世界観を築き上げています。

今聴くと、さすがに音はカスカスですけど、
後のイメージを決定付ける憂鬱メロはこのアルバムには少なく、
むしろ、前向き?な印象で、パンク風味。

「10.15 Saturday Night」は デビューシングル「Killing An Alab」のB面。
終盤で飛び出す、殺伐としたギターのフレーズが印象的です。

ちなみに「Killing An Alab」、この曲はナニかあると(テロとか戦争・・)、
即、放送禁止ナンバーのリストに入るそうです。

パンク以前とも、パンク自体とも違う、
ポストパンク時代の扉を開いた名盤。

なお、この頃から、ロバート・スミスは、
バンシーズでサポートギタリストもやってました。

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Seventeen Seconds 1980y

ここでメンバー交代、マイケルに代わり、
サイモン・ギャラップとマシュー・ハートリーの二人を加えて、
4人組で制作された2ndアルバム「Seventeen Seconds」、
初めて全英トップ20入りしました。

ライヴでのファンの合唱でおなじみの「Play For Today」が収録。
このイントロのギターリフは実にカッコイイ。

遠慮がちなギターとベースの旋律に、陰鬱な歌メロが漂う、
内へ内へと沈み込む世界観・・・、無駄を削ぎ落とされ、研ぎ澄まされたサウンド。
これぞ初期キュアーの魅力なのです・・・が、
馴染めなければ、単にしょっぱいロック風味の暗黒ポップ(笑)、
最初っから最後まで、ひどく元気の出ないアルバムです。

ノーメイクのロバート・スミスが確認できる年代ですが、
すでにケツアゴでして、アゴの微妙な割れ具合を見て、
アンタッチャブルの山崎か・・っつう感じです。

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Faith 1981y

続いて制作された3rd「Faith」は、ミニマル的アプローチの完成形であり、
洗練された音使いから初期の最高傑作であるという声も高く、
タイトル曲「Faith」はロバートの宗教観を歌ったものだそうです。

バンドに加入したばかりのキーボーディスト、マシュー・ハートレイが、
前作リリース後いきなり脱退。ということでトリオ編成に戻った3rdアルバム。

前作と音的にあまり変化ありませんが、
ひたすら内向的&閉鎖的だった前アルバムイメージからすると、
このアルバムでは何曲かで、若干外向きのエネルギーが感じられます。
中でも「Primary」の疾走感は、なかなか良。

でも、やっぱり明るくない(笑)。
聴く者をウンザリさせる、ミニマルでダークな初期キュアー節満開。

「Carnage Visors」はラストは27分間に渡って、特段盛り上がりも無く、
延々と鬱メロが、たらたら流れるインスト曲。ただただ長い(笑)。
でも、この曲は本来は、ライヴの際の映像作品のサントラだったそうです。

へぇ~・・。

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Pornography  ポルノグラフィ (1982)

引き続き同じ面子のトリオ編成で制作された、初期の名作。
初期のモノトーンのイメージから一気にジャケは真っ赤なキ〇ガイ色に。

それまではひたすら内向していたサウンドが一転して、
劇的な色調を持ったサイケデリック・サウンドへと変貌を遂げます。
この後の彼らの急速なポップ化の前兆になる、
ターニングポイントの一枚です・・・が、やっぱり暗黒ダークネス。

「The Hanging Garden」のプロモは、
テューダー調の庭園で行われる、儀式のような不気味なイメージで、
ロバート・スミスの死生観を反映した感じ。

耳につく畳み掛ける様な、ズンドコずんどこリズム。
恐怖を煽るようなタム連打が曲を通して続く独特の息苦しさ。堪りません。

バンシーズの2nd アルバム「Join Hands」にしてもそうですが、
スネアを控えめにして、ドンドコタムタム鳴らしまくるグルーブは、
暗欝な雰囲気を醸し出します。

日本でのデビュー盤はこの「Pornography」であり、
当時、日本でのイロモノ的なキュアーのイメージを決定付けました。
この後、立て続けに、さかのぼって2nd、3rdが日本盤がリリースされ、
後の日本での人気につながっていきます。

今ではすっかり大物になったキュアー、
おバカでポップなキュアーというイメージを持っている人は、
この頃の暗黒ポップ路線も押さえといて下さい。

イギリスのユースカルチャームーブメントをご紹介する上で外せません。
私がリアルタイムで感じた、当時の英国の音楽シーンを感じて頂ければと思います。
http://www.rising-mini.jp/
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