Thu 2010-06-24

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Cut 1979y

全身泥まみれのジャケット写真、
いくらヌードとはいえ、これに欲情したら、アナタも私の仲間入り。
・・・でも、泥を落とした素顔のアリは、結構可愛いんですよ(笑)。

後発のCDのブックレットでは、
プールで泥を落としてはしゃぐ彼女たちの自由奔放な姿が見れます。

このスリッツを結成した1976年、アリが14歳の時、
そして1979年に、デビュー・アルバム「Cut」をリリースする。
アルバムデビュー時は17歳!

当時マトゥンビというレゲエ・バンドをやっていたデニス・ボヴェルがプロデュース。
アリの少しかすれた甘いヴォーカルは堪りません・・・。
アルバムの内容は、基本はレゲエ/ダブなんですが、やっぱり根はパンク。
素人の素人臭さを売りにした様な、例えようの無い全く独自の世界。

チョッと違うかもしれないですが、
プラスチックスのチカや中西俊夫みたいな印象でした。

ダブやレゲエなんて、ナンだかヨクわからなかった頃、すべてが新鮮で刺激的で、
ニュー・ウェーブって訳わかんないけど、お洒落で素晴らしい!・・・と、
一人歓喜していたモンでした。

アリ・アップの最近のインタビューによると、
スリッツの結成時はパンクの黎明期で、
まだパンクのレコードが全然世に出てなかった為、
しょうがないのでレゲエのレコードばかり聴いていた・・と言う事です。
それでこんな音になってしまったのか・・・(笑)。

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Return of the Giant Slits、1981y

その後、ザ・ポップ・グループとのスプリット・シングルを経て、
81年に2ndアルバム「Return Of The Giant Slits」をリリース。

ドラムは元ザ・ポップ・グループのブルース・スミスで、
デニス・ボヴェルらが、引き続きプロデュース。

アフロ、ファンク、ダブ、レゲエ、ロック・・・を、
自由にアヴァンギャルドに展開しながらも、ポップな味付け。
スリッツの魅力が十分堪能できる一枚。

ワンフレーズだけでも音が入っただけで、
彼女らの曲だと分かってしまうほど強烈な個性をもった、
オリジナリティ溢れる楽曲ばかりです。最高にキュートな名盤。

よりプリミティヴな指向性をうかがわせる作品でしたが、
その年の12月のライヴがラスト・ステージとなり解散になりました。

それからアリは、エイドリアン・シャーウッドがプロデュースしたプロジェクト、
ニュー・エイジ・ステッパーズで歌います。

再発されたり、CD化された中では一番の嬉しかったCDです。

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Trapped Animal 2009y

なんていっても28年ぶりの新譜(笑)。
あのキャンキャンした、歌声を思い出し、試聴してみたら・・・、
即決購入。やっぱり、スリッツ(笑)。

アリは1981年からジャマイカにずっと住んでて、
現地でずっとバリバリの現役ダンサーでしたから、
もう、本場のジャマイカンでしょ。

この作品の音づくりにも彼女の経験が大きなウェイトを占めています。

昔の作品は音自体は、ニュー・ウェーブ、ポスト・パンクのペラい音なんで(笑)、
素人の女の子が見よう見まねで、レゲエやってます・・みたいな可愛さでしたが、
その可愛かった娘たちも28年たって、ぶっといオバハンになって、
音も太くなった感じ。

オリジナル・メンバーはヴォーカルのアリとベースのテッサだけで、
新メンバーが入ってて、しかも、わざと素人っぽいのを入れて、
素人っぽさを満点。
セックス・ピストルズのドラムのポール・クックの娘とかがメンバーにいるし(笑)。

あと、2ndに続いて日本語の曲が1曲入ってるんですけど、
メンバーにリトル・アンナっていう日本人の女の子がいて、
その子が歌詞書いて歌っています。準メンバーなのに・・(笑)。
そんな緩いところもスリッツらしい。

ミックスはUKダブ界の大御所エイドリアン・シャーウッド。
アリとシャーウッドは昔一緒にニューエイジ・ステッパーズやってましたし、
旧スリッツ時代から旧知の仲。

とにかく、私的大絶賛。おススメです。
是非、聴いて見て下さい。

イギリスのユースカルチャームーブメントをご紹介する上で外せません。
私がリアルタイムで感じた、当時の英国の音楽シーンを感じて頂ければと思います。
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