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Thu 2010-05-27

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Hyaena 1984y

ザ・キュアーのロバート・スミスが参加した、
唯一のスタジオ作「ハイエナ Hyaena」
スティーヴ・セヴェリンがキュアーのロバート・スミスと組んだグローヴ、
スージーのクリーチャーズなどのサイド・プロジェクトを挟んで発表された、
6作目のスタジオ・アルバム。

デビュー当時は「炎と氷を混ぜたような」と形容されたスージーの歌唱も、
前作、本作あたりからトゲが無くなってきて、一時期のどを痛めていた様で、
マイルドな歌い方に変化。

前作でのサウンド・コラージュ的な要素を踏襲しながらも、
ソフトなミキシングも前作同様で、シンセの他にピアノを鳴らしてみたり、
エスニックなスパイスを効かせてみたりと、ギターロック以外の要素を消化し、
小洒落たアレンジセンスを身に付けている点は後期バンシースに繋がっていきます。

「Juju」 の頃の疾走感は感じられなくなり、
もし、ビートルズのカバー曲とロバ・スミの参加という話題が無ければ、
かなり寂しい状態になっていたと思う一枚。

結局、本作の後、ロバ・スミはザ・キュアーに専念する為、
バンドを脱退してしまいました。

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Tinderbox 1986y

ロバ・スミが本家キュアーに本腰入れバンシーズを離れ、
85年に加入したのが、Clock DVA のギタリストだった、
ジョン・ヴァレンタイン・カルーソーズ。
この新たなギタリストを迎えての作品が「TINDERBOX」です。

流麗で、メロディアス、統一感のある楽曲群からは、
ポジパン要素は殆ど感じられなくなり、
カラフルで攻撃的・・・が、このアルバムの印象です。

初期の曲の雰囲気を装飾しパワーアップしたような感じ。
「CANDYMAN」や「CITIE IN DUST」は、ストレートにカッコいい曲。
リズムはパンク的なノリではなく、タイトで引き締まったドラムに、
セヴェリンのムンムンとしたベースがこのアルバムの下味をしっかり作っています。

スージーの妖艶な歌メロの素晴らしさは全作品中トップクラスですが、
ある意味メンバーそれぞれの個性が薄れた様に感じます。
サウンドが普遍的な評価を得ていく代わりに、
そのアーティスト特有の「ある種の魅力」が薄れていく事は往々にしてあることで、
同時期のCocteau Twinsも同じような気配を感じました。

これはダークな個性派として出発したアーティストの宿命なのかもしれません。

「Juju」のような派手さは無いものの、「Cities In Dust」がとにかくイイ。
個人的にスジ・バンのベストトラック。

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Through the Looking Glass 1987y

カバー曲のみで構成された異色の8thアルバム。

デビュー後 10年が経過し、
今や英国では押しも押されぬトップバンドに上り詰めたバンシーズ。
スジ・バン次のアルバムを全曲カバーで構成するというアイデアを発表すると、
レーベル各社がすさまじい売り込みを彼らにかけたいうエピソードも・・。

もともと1st「scream」で"helter skelter”、
「hyena」で"dear prudence"とビートルズをカバーしていたし・・・。

オリジナルは、
1がSparks、2がKraftwerk、3はsoundtruck、4がBob Dylan、
5がBilly Holiday、6がThe Doors、7がIggy Pop、
8がJohn Cale、9がRoxy Music、10がTelevision、
ジャンルと国境を越えた余裕のチョイス。

どのアーティスト、バンドも大好きで、
私はスジ・バン史上 1、2 を争う名作だと思います。

とりあえず感じるのは、秀逸なアレンジ。
予備知識なしでコレ聴いたら、普通にバンシーズの曲だと思ってしまうぐらい、
巧く消化しています。

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Peepshow 1988y

ここで最後のメンバー交代。
ギタリストのジョン・ヴァレンタイン・カルーソーズが抜け、
後任にポジパンバンド「Specimen」に在籍していたジョン・クライン、
それにキーボード&チェロ&アコーディオンのマーティン・マッカリックが加入して、
バンドは5人編成になりました・・っていうか、ナンでアコーディオン?

前作のカヴァーアルバムが良い刺激になったのか、
作風も脱ゴス、脱ロックの傾向が一気に強まり、
実験的なポップアルバムに仕上がりました。

曲単位でもヒップホップあり、カントリーあり、演歌あり(?)と、
多国籍というか、無国籍というか、ファミレス並みにバラエティに富んでます。

特にバンシーズ流ヒップホップナンバー「Peek-A-Boo」は、
隠し玉のような意外性でカッコいい。

かつてのギターロック時代程のパワー感はありませんが、
貫禄十分で、後期の代表作です。おススメします。

イギリスのユースカルチャームーブメントをご紹介する上で外せません。
私がリアルタイムで感じた、当時の英国の音楽シーンを感じて頂ければと思います。
http://www.rising-mini.jp/
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