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Sat 2010-08-07

昨日からの続き、「S」様のオーバーホール組立編です。

オーダーのパーツも揃い、外注作業も一段落、
内燃機屋さんから続々、パーツが上がってきます。

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クランクシャフトを組み込む前にバランス取りをすると、
効果は絶大でスムーズで静かに回り振動が少なくなります。

ツルピカ軽量、各加工済みのクランクに、フライホイール合わせ、
ダイナミックバランスも取り終えて戻ってきました。

ノーマルクランクで、
高回転、高負荷に耐えられる様、仕上げます。
でも・・・あんまり回しちゃダメですから(笑)。
良いエンジンはここのバランスが肝。

gazou_100719_00034.jpggazou_100719_00052.jpg

ケントカムの286、リフターも同時交換。
画像がありませんが、カム山、リフター共にラッピング済み。

ブロックも、オーバーサイズボーリンング、ホーニング、面研磨、
カムメタル打ち替え・・・他諸々。

11スタッド加工をしスタットボルトはARP製を使用。
純正のスタットボルトとは全く別物でトルクの掛かり方が違います。

仲里依紗の様な、つるつるお肌なシリンダー・・(笑)。

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ヘッドは、今回のメニューに合わせて、
ポート段つき研磨、燃焼室加工をしております。

MED製のヘッドで、で研磨済みでしたが、
圧縮比に調整するため再度研磨いたしました。

バッチン、バッチン言う様なキツキツなエンジン希望ではないので、
耐久性、パワーともに程々な按配でしょうか。

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組み立て始める前に、脱脂して、
ブロック、ヘッドをリペイントします。

gazou_100719_00101_20100719152054.jpggazou_100719_00104.jpg

ついでにタコ足もサビサビだったので、
ブラストかけてサビ落としてリペイント。

気の利いたサービスで御座います。

gazou_100719_00046.jpggazou_100719_00065.jpg

重量合わせした、ピストン、コンロッドを組み付けの準備に入ります。
コンロッドも軽量加工、バランス加工しております。

仮組して、測定、本組み込みです。
ピストン・クリアランスが指定通り加工されているか、
ボアゲージにて確認とピストンリング・ギャップ測定。

4気筒ともOKです。

gazou_100719_00069.jpggazou_100719_00112.jpg

そして次も測定です。

クランクメタル、コンロッドメタルのオイルクリアランス測定。
オイルクリアランスの確認なので、プラスチックゲージにて測定します。
コレを挟み込み、規定トルクでキャップを締め込み、
ゲージの潰れた幅でオイルクリアランスが確認します。
全メタルクリアランス、バッチリ既定値です。

もちろん新品であってもメタルの摺り合わせ、クリアランス調整は必須です。
測定を終え、またバラしてキッチリ洗浄して本組に入ります。

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センタークランクキャップはMED4ボルトクランクキャップをチョイス。
センターキャップの加工後、メインストラップを取り付けます。

センターキャップが一番クランクの負担を受け、捻れるところなんで、
ココは高回転まで回す方には是非装着してほしいアイテムです。

この、MED4ボルトクランクキャップは、
ラインボーリング初め、エンジン加工が必要で、加工代も高額になります。

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デフはハイパワー化に伴い、MEDのクロスピンデフ投入。
純正はピニオンギアが2個なんですが、倍の4個へ増やして強化致します。

「ナンバーつきなんで、LSDを入れるほどじゃないし・・」なんて方は、
クロスピンデフがオススメです。

gazou_100719_00055.jpggazou_100719_00128.jpg

作業は前後しますが、ここからミッションへ。
オイルを切って、洗浄を終え、点検組み立てに入ります。

10万超えのミッション、
若干、ケース・ギアにオイル焼けありますが、まぁまぁのコンディション。
乗り方やオイル交換等のメンテナンス状況の良さが現れてます。

点検しつつ、一気に分解、外せる物は全て外して洗浄します。

今回、「S」様、御予算の都合もあり、
承知の上で、ギアはノーマルを再使用、
センターピックアップパイプは取付致します。

デフケース、ベアリング類、シール類は交換して、
各クリアランスをしっかり調整して組み込みです。 

一応、今後は街乗りからサーキットまでオールマイティに使える、
トルセンタイプのLSD投入予定、その際にクロスを・・・って計画の為なんで(笑)。

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そして、ミニスペアーズ製のアジャスタブルダブルタイミングチェーン装着、
ボルトが干渉するので、サラ頭に変更。

ケント286の指定バルブタイミングへセットします。
基本通りに調整して、バルブタイミングの調整、推奨値に合わせます。

gazou_100719_00137.jpggazou_100719_00151.jpg

MED製ストレートカットドロップギア投入。
投入の効果はストレートカット特有のやる気にさせる「キーーン」音(笑)。

ケースを仮組してアイドラーギアのクリアランスを測定します。
クリアランスが若干広かった為、スラストワッシャー交換調整。

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チューニングヘッドらしくシート幅狭めで良い感じ、
シート当たり幅を点検し、IN・EXともステムシールを組み込み、
元に戻してヘッドは完成!

ヘッドを乗せ、本組みに入ります。
ロッカーアームも組み立てます。

gazou_100719_00158.jpggazou_100719_00159.jpg

補器類を取り付け始めます。

今回、ウォーターポンプは交換してから日も浅いので、
再利用、ホース類はシリコンホースに全交換。

クランクプーリーも純正バランス取りで装着。
ですが、純正ダンパー付きクランクプーリーは消耗品なんです。
次回の計画の際に社外品投入予定です。

gazou_100719_00149.jpggazou_100719_00000.jpg
 
オイルポンプはハイキャパシティーポンプへ交換。
もちろん新品パーツでも内部点検、バリ取りしております。

フライホイールも軽量バランス加工し装着です。
べアリングは交換、クラッチケース側、圧入されているベアリングも交換です。

順調に組み上がっていき、カバーもつき、次回車体搭載編に続きます。
一発目火を入れるときは、やっぱりドキドキします。
ブッ壊れたらイヤだなぁ・・・なんて(笑)。

チューニングパーツつっても、
各パーツの組み合わせ(バランス)が大切です。

パフォーマンスや速さ、耐久性、コスト・・・、
お客様それぞれ求めているモノが違うので、ナンとも言えませんが、
基本、馬力アップを求めていらっしゃいます。当たり前ですけど(笑)。
今回は、耐久性や乗り易さを今回優先したので、
若干、オーバークォリティな部分も正直あります・・が、
「S」様のエンジン感じ的には良いエンジンになりそうな予感です。
http://www.rising-mini.jp/
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