私のオースチンエステートADO16のその後ですが、やはりイマイチ調子が出ません・・・。
パーシャル(一定の位置でアクセルを踏まず戻さず)の状態で走っているときに、
一瞬ミスファイヤの様な感じ。息継ぎをする様な感じが消えません。
「ヘッドガスケットでも抜けたのか・・?」と思い、まずは圧縮を測ってみます・・。
実際に計測してみると、4気筒ともほぼ同等の数値。
特に騒ぐほどの事ではありません・・。ん~・・・?
念の為、再度点火系パーツを点検し直し、ポイント、コンデンサー、ローター、
キャップ、プラグ、プラグコード、コイル・・、点火系パーツは新品に全交換。
再度、点火時期も調整しなおし、エンジン始動。
アイドリング、空吹かしでは非常に安定しています。そしてテスト走行。 ・・・ダメです・・。
3番だけが失火してる感じで?、くすぶり気味です。
以前よりはいいですが、やはりパーシャル状態の時に息つきます。
加速時は綺麗に回るのですが、ゆっくり乗るキャラクターの車なのに、
回して乗るんじゃ疲れます・・。
さあ、困った・・・。
で・・、こうなりました。


点火系で残るはディストリビューター本体のみ・・。
オースチンには25Dというタイプのディストリビューターが付いています。
長年使っているパーツで、新車時から替えていないでしょう・・。
そこで、アルドン製レーシングディストリビューターに変更する事にしました。


交換を終え、エンジン始動。なかなか具合良しです。
点火時期を調整してテスト走行に出ます。
まずはゆっくり走行させてみます。アクセルの付きも良くスムーズに回っていきます。
そこから、ゆっくり踏み込んで加速させます。音も回りもスムーズ。
ディストリビューター本体に問題があったようです。
多少まだ波打ちますが、後は走りながら様子を見つつ調整していきます。
バラしたデスビを点検してみて原因究明。よくあるデスビの不具合だと、
シャフトのガタです。ガタが大きかったりすると点火タイミングが「ずれ」て、
ポイントの開きに影響が出て点火不良でエンジン不調になります。
今回、私のデスビのシャフトはそれほど大きなガタはありませんでした・・。
では、何が原因だったかというと、もともとデスビには回転数の上下に応じて
点火時期を早めたり遅くしたりという進角させる機能があります。
負圧を利用して、進角を作用させるタイプと、重りを利用した遠心力で作用するのと、
二種類あります。
オースチンに付いていた、デスビは負圧を利用するタイプで、
どうも、進角が上手く作動していない様で、動いたまま引っかかってしまったり、
動かなかったりしてた様です。
ローターやポイント等の中身は定期的に交換していても、
ディストリビューター本体を交換している車輌は少ないでしょう。
もし、似たような症状が出ていて思い当たる方、また不安に思われる方、
是非、ご相談下さい。今回の事で大分苦労しましたから(笑)。
まぁ今回は、走行不能一歩手前の状態になってしまったので仕方なく交換しました。
またまた年末年の瀬に向けて、懐具合が寒くなりました(笑)。年を越せるのか・・俺。
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