Thu 2011-04-21

The House of Love The House of Love The House of Love

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The House of Love 1988y

1988年にクリエイションからリリースされたデビュー作。

ガイの歌うどこか切羽詰った様な暗い繊細なメロディと、
テリー・ビッカーズのサイケデリックなギターが美しいアルバム。
音的には、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドや、
ルー・リードからの影響が感じられますが、
当時のUK新鋭バンドとしての勢いがあり、
瑞々しい音に、センスの良さが詰まっています。

特に「Christine」から「Hope」の流れは、
いつ聴いても新鮮で、今でも、愛聴しています。

クリエィションの創設者であるアラン・マッギーによると、
1987年には経営が傾き始めていたそうですが、
このザ・ハウス・オヴ・ラヴの作品のヒットで、
レーベルが持ち直したそうです。

ちなみに、彼らのアルバムタイトルは、
1st、2nd双方ともバンド名と同じタイトルが付けられていて、
ややこしいのですが、編集盤にも同タイトルがついていたりして・・、
実に紛らわしいんです(笑)。

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THE HOUSE OF LOVE 1988y

こちらは1988年にドイツのラフトレードから発売された編集盤。

アルバム未収録曲を収録しており、
クリエイション時代の繊細なギター・サウンドが聴けるアルバム。

デビュー曲「Shine On」は勿論ですが、
インストの「Love」や、エコバニ風味の「Real Animal」など、
クオリティの高い曲ばかり。「Lonliness Is A Gun」も美しい曲。

おススメです。

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The House of Love 1990y

またまた同じタイトル(笑)、これが2nd(Butterflyジャケ)になります。

今作は、クリエィション時代のファンから完全無視の一枚。

クリエィション時代の曲の質の高さと、冒頭のサイケ風味が効いていて、
なんとか聴ける作品としてまとまっています・・・が、
フォンタナの強引なプロデュースで他の曲はなんとも個性の感じられない、
平凡な仕上がりとなっています。

邦題は「シャイン・オン」

ガイならではの張り詰めた空気感の「Hannah」や、
ダイナミックになった「Shine On」など素晴らしい曲もありますが
以前の繊細さが失われたような感じで、アルバムとしてはもう一つ。

「I Don't Know Why I Love You」 IVYもカバーした佳曲です。

メジャーリリースということで、
インディーズ時代と違って楽曲も耳に馴染みやすい音で、
わかりやすい曲が多くなっていますが、
その後バンドは急速に作品の質も人気も低迷。

フォンタナと契約し、その後大きく飛躍するはずが、
逆にバンドの個性をスポイルさせられ、
消耗するだけの皮肉な結果となってしいました。

その後「マッドチェスター」ブームの到来によって、
彼らの存在は徐々に薄れていってしまい、
90年代半ばに一旦解散します。

イギリスのユースカルチャームーブメントをご紹介する上で外せません。
私がリアルタイムで感じた、当時の英国の音楽シーンを感じて頂ければと思います。
http://www.rising-mini.jp/
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