Thu 2009-08-27

ザ・ドゥルッティ・コラム The Durutti Column

ザ・ドゥルッティ・コラム The Durutti Column

1979年、ファクトリー・レコードより「The Return of the Durutti Column」にてデビュー、
以後約30年にわたり活動しています。ただし、メンバーはヴィニ・ライリー本人のみで、
ヴィニ・ライリーによるプロジェクトです。ブルース・ミッチェルという人が、
DrPrとして多くの作品に参加していますが、メンバーという訳ではありません。

パンク/ニュー・ウェイヴ期のイギリス音楽界で異彩を放ち、
地味ながらも息の長い活動を続けています。

静かで美しいハーモニーと、感情的で暴力的なギターとの混在が特筆で、
“静けさ”と“攻撃性”という相反するエッセンスが共存する音楽性が特徴です。

ちなみに、Durutti Columnとはスペイン市民戦争時に共和国軍側で戦った、
伝説的なアナキスト闘士の率いた部隊のことで、
アナキスト闘士の綴りはDurrutiであり、ミススペルがそのまま定着したそうです。

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The Return of the Durutti Column 1979y

自身の絶望感の中、ギターをつま弾いたものをマーティン・ハネットが、
録音したという名曲「Sketch for Summer」は彼の代表作となりました。
確か10曲目からは、その頃の12incをボーナストラックとして収録。
「Lips That Would Kiss」「Madeleine」の2曲は、
ジャケットの美しさとともに当時のファクトリーを代表する素晴らしい傑作でした。

発売当時は「おしゃれ」な音楽であるという評判と、ポスト・パンクであるという評価と、
ニュー・エイジ・ミュージック?という評価、実際、誰もがよく解っていなかったと思います。

リズマシーンと多重録音のギターだけの微妙なバランス。
リヴァーブやエコーのかかった、深く、くぐもった感じで、良いんです。

この時代のこういうジャンルって、押し付けがましい感じが無くて、
「癒し」を売りにしている様な、今のヒーリング音楽なんて謳っている、
風潮が嫌いな人には特にお勧めします。

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LC 1981y

80年代には、来日!確か中野サンプラザだったと思うんですけど・・。
記憶が定かでなく申し訳ありませんが、見に行った記憶があります。・・・多分。
ムーンライダースとかウィンストン・トン?と一緒だったような・・・。

アルバム "LC" は清涼感を味わえる内容です。
この作品のオリジナルは、FACTORYからリリース。
国内盤は1984年に徳間ジャパンのJAPAN RECORから発売されていました。

深いリヴァーブの中で響くヴィニ・ライリーのアコースティック・ギターとピアノのサウンドは、
安価なマルチトラック・レコーダーで録音されたと思われ、音の悪さを感じますが、
逆にそれがフィルターとなり、良い味付けな感じです。

今現在、生活の中で音楽はアナログ・レコードからCD、
そしてインターネットのダウンロード・ファイルへと変化しています。
その様な、新たなテクノロジーの中で、The Durutti Columnが、
評価されればなぁ・・なんて、思います。

イギリスのユースカルチャームーブメントをご紹介する上で、外せません。
英国車を取り扱いする当店としては、皆さまにチョッと掘り下げて、
私がリアルタイムで感じた、当時の英国の空気を感じて頂ければと思います。
http://www.rising-mini.jp/
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