Mon 2009-08-24

こりゃ、また・・参りました。

「K」様のMG-Bです。
ミッション?デフ?から異音発生!
クレームでお預かりしておりました。

納車時より曲者だった、オーバードライブ(OD)の焼きつきによる異音と判明。

gazou_0706_8001.jpggazou_0706_8002.jpg

ODの作動原理なんですが、ODは油圧ソレノイドスイッチで作動しています。
シフ トノブ上のスイッチで、ODユニット内の「オイル孔バルブ」の穴を電力で閉じ、
油圧の力で、ODのクラッチを動かしています。

油圧がかかるとクラッチは遠心力によって作動し、
スイッチをオフにすると、クラッチがバネの反発で元の位置に戻り、
クラッチはスプリングに引っ張られて通常の4速に戻ります。

もしも、2速、1速だった場合にスイッチを入れた場合は、
いきなりクラッチに衝撃が及び、悪くするとクラッチの滑りや破損を招きます。

また、このバルブのオイル穴が詰まった状態だと、勝手にODが作動したり、
電力で閉じようとしたバルブが固着して閉じられず作動しなくなります。

原因は不明ですが、この様な状態で乗っていた為、クラッチが焼き付いたと思われます。

gazou_0706_8007.jpggazou_0706_8016.jpg

MG-BのODはハウジング (ODケース)がギアボックスと貫通しているので、
ODとギアボッ クスは一緒に潤滑されています。

一般的にギアオイルというと80番~90番の粘度のオイルを使用しますが、
MG-Bの場合はエンジンオイルと同等の粘度のオイルを指定しています。
なぜなら、粘度の高い 固いオイルでは、バルブが詰まった状態と、
同じ事が起きるからなのでしょう・・多分。

指定オイルは10番~15番、夏は20w-50のマルチグレードオイルで充分 。

さてさて、カバーを固定しているボルトが固着していて、
なかなか外れず、えらい重作業となってしまいました。参りました。

カバーを外すと同時に、スプリングに押されたポンププランジャーASSYが飛び出してきます。
オイルサンプを外してみると、鉄粉がビッシリ!オイルはヘドロです。
 
ODを殺して、通常の4速にします。
組付けの際は新品ガスケットと、液体パッ キンで組み付けます。
しっかり面取り、洗浄していればオイル漏れを予防出来ます。

エンジン周りは、まるで新品の様になってしまいました。
素敵に仕上げてしまい、申し訳ありません。

組みあがり各部を点検、テスト走行して完成。
無事納車となりました。大変、ご迷惑をお掛けしました。お待たせしました。
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