Thu 2009-08-06

The Haçienda クラブハシエンダ

ファクトリー・レコードのトニー・ウィルソンが経営していた、
マンチェスターのクラブ「ハシエンダ」。
音楽のみならず、すべての作品にカタログ番号を付すというファクトリーの方針に従って、
ハシエンダにはカタログ番号FAC 51が与えられていました。

1982年のオープンから1997年の閉店まで、
UKアシッド・ハウス文化の中心として世界中の音楽ファンを魅了しました。

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現在でも、“セカンド・サマー・オブ・ラブ”いわゆる、
マッド・チェスターの発信地としても語り継がれる伝説のクラブですが、
オープン当時は閑古鳥が鳴いていたそうです・・・。

おまけに入場料も安く、ドリンクも近所のパブより安い!というから、
赤字がかさみ、オープンから数年間はずっと赤字だったそうで・・・。

ハシエンダはピーター・サビルとベン・ケリーのデザインによる、
コンクリート剥き出しで、黄と黒の工事現場の様な、
モダンなインダストリアル・デザインの内装でした。

86年に入るとDJのマイク・ピカリングが、シカゴのハウス・ミュージックを流し始め、
ハシエンダは人気を集め、それが次第に拡大、アシッド・ハウス・シーン、
レイブ・シーンの中心となっていきました。

イギリス北部には昔からノーザン・ソウル・シーンとよばれる、
黒人音楽をかけるダンス・クラブが大衆娯楽として根付いており、
そんな土壌がこの背景にありました。

また、同時期にマンチェスター出身のストーン・ローゼズやハッピー・マンディズが、
世界的な人気を確立するとマンチェスターのロック・レイブ・シーンは、
“マッドチェスター”という名のもとに、全盛期を迎えます。

まだ閑古鳥が鳴いていた時代に、当時大人気のチャンネル4テレビの、
人気音楽番組『TUBE』のライブ中継などもよくやっていたそうです。

その頃デビュー当時のマドンナが、
ハシエンダで「ライク・ア・ヴァージン」を披露したりなんかして・・。
マドンナにとってのイギリス・デビューで勿論生中継でした。
こんなメジャー・タレントがハシエンダに出演したのは最初で最後でしょうが・・・。
ただし、当時のマドンナは新人でしたから・・。

そして、もうひとつエピソードを。
マッドチェスター前のハシエンダの歴史に残るライブがあるとしたら、
ザ・スミスの全英チャート・イン、勝利のマンチェスター帰還ハシエンダ・ライブでしょう。

1983年1月16日、シングル「ワット・ザ・ディフェレンス・ダズ・イット・メイク?」が
全英チャート・インした日、彼らはハシエンダでライブを行なうことになっていました。
ところが、思いがけないシングルの成功に、BBCの『トップ・オブ・ザ・ポップス』
(当時この番組はイギリスのアーチストにとって最も重要な音楽番組とされていた)
の出演が突如決まり、それがハシエンダのライブの日に重なったのでした。
それで、彼らは午後ロンドンのBBCで『トップ・オブ・ザ・ポップス』の収録を終えると、
ユーストン駅から電車でマンチェスターへ移動!1日2回の駆け足ライブを行ったのでした。

時間ぎりぎりだったせいで、彼らは扉をあけ到着するやいなや、
ファンの歓声に迎えられて、ステージに直行して演奏を開始したそうです。

それから数年して、ハシエンダも最盛期を迎えることになります。
その人気たるや凄まじく、なんとニュー・オーダーのドラマーのスティーブン・モリスは、
彼の顔を知らないドアマンのせいで、ハシエンダに入るのに入場料を払わされた!という、
エピソードも・・・。

それからは、映画「24HOUR PARTY PEOPLE」の通り、
経営母体のファクトリー・レコードが1992年に倒産。

その後もハシエンダは運営されていたんですが、
麻薬売買や傷害事件等で警備にさらに経費がかさむようになり、
諸々の事情によって1997年に閉鎖に追い込まれました。

その後、解体され現在はマンションとなり、マンションの名前はこのクラブにちなんで、
『ハシエンダ』という名前になっているそうです。

映画「24HOUR PARTY PEOPLE」の撮影の際に、
実際の建物を使用してハシエンダのシーンを撮影しようとしたんですが、
再開発業者が撮影を待たずに取り壊してしまった為、
オープン当時のハシエンダを再現したセットで、
撮影する破目になったというエピソードがあります。

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THE HACIENDA CLASSICS VOL.1 compiled by PETER HOOK

1. Pump Up Chicago (Original Mix)
2. Lack Of Love (Original Mix)
3. Love Can't Turn Around (Original Mix)
4. Promised Land (Original Mix)
5. Street Tuff (Club Mix)
6. Know How
7. What You Need (Luvdup Mix)
8. Hear The Drummer (Get Wicked) (Original 12 Mix)
9. Rich In Paradise
10. It's Alright
11. Can You Feel It


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THE HACIENDA MANCHESTER,ENGLAND ACID HOUSE CLASSICS
VOL.2 compiled by PETER HOOK

1. Intro ~Mancunian Way~
2. House Nation
3. Can U Dance (Original 12” Mix)
4. Everybody (All Around The World Spread Love) (PhreekzFull Vocal Mix)
5. Just Keep Rockin’ (Sk’ouse Mix)
6. Your Love
7. All Together Now
8. Move Your Body
9. Plastic Dreams
10. Papua New Guinea
11. You Used To Hold Me
12. Mancunian Way

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DefSTAR RECORDSから、ピーター・フック監修・選曲によって、
ハシエンダで当時プレイされていた楽曲を集めたコンピです。

当時の空気を知る、格好のコンピではないでしょうか?
聞いて見て下さい。英国車を取り扱いする当店としては、皆さまにチョッと掘り下げて、
私がリアルタイムで感じた、当時の英国の空気を感じて頂ければと思います。

1990年5月 当時、私二十代前半、ストーン・ローゼスのライブを観る為に渡英しました。

そして、クラブ「ハシエンダ」に行って、リアルなマッドチェスターシーンを体感したい!が、
もう一つの目的でした。

友人と現地で知り合った日本人とイギリス人、
数人で乗り合わせで、ロードームービー風にマンチェスターに行き、
チョッと迷いながら、酔っ払いながらも現地到着。

おぉ~!これがハシエンダかぁ~・・(笑)、なんて思ったりしたもんでした。

当時“マッドチェスター”ブームど真ん中で、もの凄い盛り上がりを見せており、
ハシエンダ前には入場待ちで行列が出来ていました。
例えがチョッと古いですけど、丸井のバーゲン並みでした。

中にはいると、客が溢れており!なんですか、コレは!お祭り?異常なほどでした。
逆に気おされてしまい、中に入ったとたん、チョッと冷めてしまいました。
ですが、三十分、一時間と時間が経つにつれ、大分なじんできました。
憧れの場所とはいえ、大して東京と変わんねぇな・・、なんて思ったりしたモンでした。
もう今では、当時ナニが、どんな曲が、ハシエンダで流れていたか思い出せません。

まぁ、ソレはさておき、私の大事な思い出です。
現地で知り合った連中とは、日本に戻ってからも、
しばらく連絡を取り合ったりして遊んでました。

それから、私は群馬に戻り、
他の連中も、地元に帰ったり、就職したり、結婚したり・・・、行方不明(笑)になったり・・・、
散り散りになってしまい、今では、連絡取れる奴は一人二人しかいません・・。
みんな元気かなぁ・・、
全員もう、オッサン、オバサンですが、たまには会いたいなぁ・・なんて思ったりします。

実はこれを書いてて、
なんか懐かしさとセンチな気分で、久しぶりに友人に連絡取りました(恥)。
今度のお盆休みに久しぶりに飲みに行く事となり、昔話で盛り上がる事でしょう。
http://www.rising-mini.jp/
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